歯が痛い、しみる・・・これって虫歯?

「冷たい物や甘い物がしみる」「歯が黒ずんできた気がする」「なんだか歯がズキズキと痛む」このような症状、気になりますよね。原因としては「知覚過敏」「虫歯」「歯周病」の3つが考えられます。歯の病気は自覚症状に乏しく、病気が進んでから痛みなどの症状が出ることがほとんどです。あなたの歯の症状、病気が進んでしまっているサインかもしれません。「しみる」「痛い」と感じたら、早めに受診するようにしましょう。
知覚過敏ってなに?
ブラッシング時に歯ブラシが歯にあたって痛みを感じる、冷たい物を食べたときにしみるといった症状はありませんか?これは、知覚過敏(ちかくかびん)の代表的な症状です。知覚過敏は「時々痛む・しみる」というだけの場合もあるので、放置してしまいがち。しかし、そのまま放っておくと「歯髄炎」という恐ろしい病気になってしまう可能性もあるのです。治療を受けることで知覚過敏は改善できますので、痛みを我慢せずに早めにご相談ください。
知覚過敏は、歯周病や間違ったブラッシング方法などによって、歯の表面を覆うエナメル質の中にある象牙質がむき出しになってしまうことで起こります。象牙質には神経が通っており歯髄(歯の神経が集合している部分)が近くにあるため、刺激が伝わりやすくなるのです。放っておくとブラッシングをするだけで痛みが走り、お口の状態はどんどん悪くなってしまいます。
歯が痛い・・・虫歯かも
食事の際に歯がしみる、常に歯が痛むようであれば、虫歯の可能性があります。初期の虫歯は自覚症状がほとんどありませんが、進行するにつれて、甘い物・冷たい物がしみる、熱い物がしみる、そして痛むようになっていきます。虫歯は初期であるほど治療の負担が軽く済みますので、違和感を覚えた時点で早めに受診しましょう。
虫歯は放っておいても自然に治ることはなく、どんどん悪化してしまいます。まずは虫歯の段階と治療法を確認して、それ以上進行させないように早めに当クリニックへご相談ください。
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自覚症状は全くありません。ブラッシングやフッ素塗布で治癒できます。
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歯の表面がザラザラして白く濁ります。痛みなどの自覚症状はまだありません。虫歯部分を削り、詰め物で補います。
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噛むと痛みがあります。甘い物や冷たい物がしみます。虫歯部分を削り、詰め物や被せ物で補います。痛みが強い場合は麻酔を行います。
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大きな穴や割れ目ができます。何もしなくてもズキズキと痛みます。神経を取り除く治療(根管治療)を行い、被せ物で補います。
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神経が死んでいるため痛みがなくなります。歯の根元に膿があると、激しく痛むこともあります。抜歯して入れ歯やインプラントなどで補います。